キッチンの設計で失敗しないために考えておくべき点【その2】
前回に引き続きキッチンの設計で失敗しないために考えておくべき点ついて書いていきたいと思います。
キッチンの通路幅は広くない方が使いやすい
新築のモデルルームなどに行かれると分かりますが、キッチンの通路幅は広めの場合が多いです。平均100cmくらいかと思います。 広いと2人で料理がしやすく、またキッチン収納の引き出しも取りやすく便利だという理由から、それくらいのキッチンの通路幅になっています。
そこでひとつ疑問に思いましたが、日頃2人でキッチンに立つ事がある人はどれくらいいるのでしょうか?私の場合はほぼゼロです。ほとんどの方が1人で料理をされます。それなのに2人分の通路幅を取る事はとても無駄だと思います。1人分の通路幅で十分でしょう。
また引き出しの件も参考写真を見てもらえれば分かりますが、最大に引き出しても人は通れます。
私のキッチンの場合通路幅は75cmにしました
この通路幅はとても悩みました。私の家の場合、キッチンの通路幅を取れば取る分だけダイニングが狭くなりダイニングテーブルの大きさが小さくなってしまいます。そのため必要最小限の通路幅を決める必要がありました。通路幅を検討する際には実家のキッチンに段ボールを壁に見立てて通路幅を決めました。ショールームでもキッチンの通路幅を実感出来るセットがあり利用してみましたが、最小でも80cmくらいにしかなりませんでした。
実際に引き出しなどを出した時にどのようになるかを写真で撮影してみました。
・電子レンジのふたを開けた場合、残り50cm
・グラッド45のシンク下の引き出しを開けた場合、残り33cm
・グラッド45の食洗機(NP-45RS6SJG)の引き出しを開けた場合、残り22cm
使ってみた感想としては75cmで十分でした
結果的には大満足のキッチンの通路幅に決める事が出来ました。私の家の場合、対面に作業台を作ってあります。そのため通路幅が狭いおかげで、シンクで作業しながら後ろに振り向くだけで広い作業台を使う事ができます。しかし通路幅が平均の100cmになると、どうしても1歩前に出る必要があります。たった1歩ですがキッチンの作業においては大きく使い心地が変わってくると思います。
冷蔵庫の前だけはスペースを確保したほうが良い
ただし、キッチンの通路は広くなくても良いですが、冷蔵庫の前だけは広めにとっておいたほうが良いです。冷蔵庫は前に立って物を取り出したり、少しかがんで野菜室から取り出したりするので、約90cmくらいあったほうが良いでしょう。
今回はキッチンの設計で失敗しないために考えておくべき点【その2】といたしまして書かせて頂きました。
それでは今回はこの辺で。
最後まで読んで頂きありがとうございました。